【難易度】★★☆☆☆
|私は自分のことを「貧乏性」な性格だと日々感じています・・・。
それは「お金」に対して、というよりも「時間」に対してであり、
自分のやりたいことをコントロールできない時間とか、
人を待つ時間とか、
一人でランチする時の料理を待っている時間とか・・・極端に避ける傾向にありました
(今はスマホもありますし、前よりもマシになりましたが)。
同じ時間を過ごすのであれば、少しでも充実した「質」の高い時間を過ごしたい!
という思いは誰もが持つものですが、それが人一倍が強いんだと思います。
そこで、今回のテーマにしている「人生の質を高めること」についてですが、
以前、私は「人生の質」は「安定」の上に成り立つものと考えていました。
20代前半、就職活動をしている時に考えたことが
「大手企業の方が安定しているし、安定していれば充実した時間が過ごせて、結果、人生の質も高まっていくはず!」
ということで、実際、大企業に絞ってに就活を行いました。
(就職の例が適切かどうかはさておき)「安定」と「不安定」、どちらかを選択するとすれば、大半の人は「安定」を選ぶと思います。
経営判断においても、大半の社長は安定的な企業成長に繋がる方を選ぶのではないでしょうか。
私は、仕事が大変で毎日つらかった20代半ばに「自分を超える法」(ピーター・セージ著)という本に出会い、下記の言葉に大きな衝撃を受けました。
「不安定感とは、新しい刺激を求めるニーズであり、人には不安定感、変化、バラエティも必要である。
22社の会社を経営し、ビジネス手腕が世界的に高く評価されているイギリスの起業家ピーター・セージの言葉
私たちは常に安定感と不安定感のバランスを取り続けて生きている。」
当時は仕事に慣れないうえ、仕事を覚える前にどんどん新たな仕事が舞い込み、変化の波に飲み込まれてる自分にとって、不安定感は怖いものでしかありませんでした。
そんな時に出会ったこの言葉・・・
「人生の質は、居心地の良い不安定感の量に正比例する」
By ピーター・セージ
「・・・!!」
「人生ってそういうモノなのか!?」と

この言葉は自分の価値観を大きく変えました。
仕事の中でも想定外の事態となり、焦ってしまうような場面でも、この言葉を思い出すことで、「サーフィンで波に乗るようなイメージで不安定感をのりこなそう」と前向きな気持ちで取り組めるようになったと思います。

過去を振り返っても、充実した時期というのは、次から次へと何が起こるかわからにバラエティに富んだ期間だったな~と感じています。
同じような逆境に直面しても、押しつぶされそうな不安定感と感じる人もいれば、ある人にとっては“心地よい不安定感”になりえるケースは多いと思います。
結局は、「不安定感」を心地よいと思えるように、自分の内面を高めていくことがポイントなのかな、と思ったりしています。