経営戦略を立てる時の流れ

【難易度】★★★☆☆

|戦略とは「理想の姿(あるべき姿)」を決めて、そこに到達するアクションプランを考えて実行することです。

「理想の姿」を設定し、現状とのギャップを認識するところからスタートします。
そして、「問題点」「原因」「課題」「解決策」「アクションプラン」という順番でそれぞれの概念をとらえることが重要になります。

下図は私が大学院に通っている時に、ものごとを論理的に考えるためにはどのような流れで思考すべきか?をできる限りシンプルにまとめたものです。

【戦略的思考の全体像】

身近な例で説明すると、

「太りすぎている」ことが問題だと思っている場合、「いかにして痩せるか」が課題になります。

そこで、運動や食事制限など痩せるアクションに飛びつきがちですが、これは戦略的思考とは言えません。その時の感情や環境に左右され、長続きしないケースも往々にしてあります。

まずは、理想の姿(自分の理想体重)を決めることが先決です。
理想体重と現状の体重の間にギャップがあって初めて「太っている」という問題が明らかになるんですね。
その後、原因(毎晩お酒を飲む量が多い)、課題(いかに酒量を減らし、カロリーを消費させるか)、解決策を検討する(ついつい飲みすぎてしまうためお酒を箱買いしない、つまみを減らす、ジョギングする)という流れで考えることが重要になります。

また、検討する際には、問題点の原因を“なぜ?(Why?)”を複数挙げて掘り下げ、最も重要かつ改善できる「課題」を突き止めます。

さらに、その「課題」を改善するために“どのように?(How?)”を複数挙げて、最適な解決策を設定します。

最後に具体的な行動計画である「アクションプラン」を設定する際は、

“いつまで?(When?)”
“かかる費用は?(How Much?)”

の視点で具体的にし、進捗状況と当初計画を検証できるようにすることが「理想の姿」に近づく効果的方法になります。

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【この記事のPOINT】