“常識を疑う“ことについて

【難易度】★★☆☆☆

【この記事では】
・当たり前と思ってきたことが実は違っていた、という事例を通じて、常識を疑う視点が大切であること
・適切な情報収集(情報元〜信憑性の確認)を行い、自分の頭で考え、判断することの重要性
について述べています。

【この記事のPOINT】

ザ・ブルーハーツ「情熱の薔薇」の歌詞

突然ですが、ザ・ブルーハーツというロック(パンク)バンドをご存知ですか?

私が中学〜高校生の頃、「リンダリンダ」や「トレイントレイン」などの曲を発表し、大変人気のあるバンドです。ギターを始めた頃は、よくカバーしていました。

曲はもちろん好きですが、当時から気になっていた歌詞があります。

その曲は「情熱の薔薇」という曲の冒頭部分

「永遠なのか 本当か 時の流れは続くのか?
 いつまで経っても変わらない そんなもの あるだろうか?
 見てきたものや 聞いたこと 今まで覚えた全部
 デタラメだったら面白い そんな気持ちわかるでしょう?」

“時の流れは永遠に続くのか?”

“今まで覚えてきた常識が実は間違っていたら?”

そのような着眼点、本質的な問いを投げかける歌詞に学生当時衝撃を受けました。
そして今、最近のニュースを通じて、この歌詞を思い出す機会が増えてきています。

人工甘味料「アスパルテーム」に関する記事 

ロンドンのロイター誌(7月14日)によると

世界で最も普及している人工甘味料の1つである「アスパルテーム」が、世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)によって7月に初めて「ヒトに対する発がん性を持つ可能性」のリストに掲載される。
つまり、発がん性の可能性があるとの見解であり、特に肝臓がんを引き起こす可能性について懸念を示した。

との記事が発表されました。

アスパルテームは無加糖をうたった清涼飲料水や食品などに広く使われている人工甘味料であり、砂糖の代用品として長い間広く使用されています。

私自身、健康に良いと思い込んできたため、ダイエットコーラ、キシリトールガム、砂糖不使用ヨーグルトやのど飴等、砂糖よりもアステルパームを好んで選択してきました・・・。

これまでは、下記のような見解だったはずです。

アスパルテームは、1983年8月に厚生労働省(当時、厚生省)が食品添加物として安全性を評価し、日本で使用が認可されています。
また、アメリカ、カナダ、イギリスをはじめ、世界125カ国以上でその安全性と有用性が認められ、現在、世界で6,000種類以上の製品に使用されています。

上記は味の素ホームページに記載されている説明文であり、世界的にも安全性、有用性ともに認められてきたようですね。

それが今になって発がん性の可能性があるとは・・・。

ソフトコンタクトレンズに関する記事

最近発表された驚きのニュースをもう一つ。

ソフトコンタクトレンズに発がん性物質である「PFAS(有機フッ素化合物)」が高濃度で含まれている可能性が先月6月にアメリカで発表(※)された。
※「Mamavation」が米国環境保護庁(EPA)の認定を受けた研究室で企画・研究

PFASと言えば、自然界で分解されにくいことから「永遠の化学物質(フォーエバー・ケミカル)」と呼ばれ、がんのリスク上昇など健康への悪影響も指摘される物質です。
今回の分析はアメリカで人気の18製品を調べたものですが、その多くは日本でも販売されているようです。

私は高校生の頃から30年以上コンタクトレンズを使用しており、このニュースでも結構な衝撃を受けました。

現段階ではこれらの研究結果だけで、有害であることを断定できない、との発表がありますので、安易にコンタクトレンズは危険と決めつけたり、過度な不安を抱く必要はないと思いますが、不安になりますよね・・・。

私自身の経験

2015年5月に、国立がん研究センター予防研究グループは習慣的にコーヒーを飲む人は、心臓病、脳卒中、呼吸器疾患による死亡リスクが低下するという結果を報告しました。

この研究成果によりコーヒーの健康効果が一躍注目されるようになりました。

私は昔からコーヒーが大好きでしたが、カフェインはあまり体に良くない?
と考え、1日多くて2杯程度に抑えてきましたが、「体にいい!!」というこの研究結果を知ってから、飲む量が増加していきました。

寝起きに1杯、会社出勤後に1杯、食後に1杯、3時のおやつ(?)の時間に1杯、

少なくとも1日4杯は飲むようになりました(しかも“濃いめ“を好んで)。
当然、個人差はあると思いますが、そのような生活を続けていたら胃の調子が悪くなり、
それが原因かは断定できませんが、2年前から逆流性食道炎を患ってしまいました(泣)。
※お酒が原因との説もありますが・・・コーヒーの飲み過ぎも一因であると思っています。

研究結果を安易に鵜呑みにしてしまった自分を反省しています。

何事もバランスが大事ですね。

今回お伝えしたかったこと

当たり前だと思っていること、それが実は間違っていた

また、

良かれと思って行なっていることが、実は逆効果であった

ある情報の一面だけを捉え、

盲目的に、思考停止状態でいることは危険だな〜と最近思うことが多くなりました。

“情報“はあくまで、判断を下すための「手段」

「手段」を使いこなすのは“自分“

自分”を取り巻く環境、自分の価値観、自分の将来を見据えて今何をするのが最適か?

そのような視点で考え、行動することの重要性をふと感じた今日この頃です。

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