「枠にとらわれない発想」できていますか?

【難易度】★★☆☆☆

【この記事では】
ナインドットパズルという問題を通じて、枠にとらわれない柔軟な発想ができているか?を確認することができます。

【この記事のPOINT】

ビジネスで重要な発想と視点

ビジネスの世界において、“柔軟な発想” や “枠にとらわれない自由な視点” は、他社と差別化を図るポイントとして、とても重要な要素です。

他社と同じ経営戦略、同じフィールドで競合しても、疲弊したり、価格競争に陥いったり、利益率低下にも繋がりかねませんよね。

今回は『ナインドットパズル』という有名な思考問題を通じて、発想が凝り固まっていないかを確認いただければと思います。

ナインドットパズル【問題】

[問題]

次のように9つの点が3行3列で等間隔配置されています。

この点を4本の直線を使って、一筆書きでたどって見てください。

ただし、同じ点上を二度通ってはいけません。

例えば、このようにすると5本直線が必要です。

こちらでも5本

これを4本で実現してください。

果たして、可能なのでしょうか?

ナインドットパズル【解答】

この問題は、この9個の点の枠の中で考えたのでは解決できません。

この問題を解くキーワードは「発想の転換」です。

考える視点を高くし、枠の外も含めて考えてみると、解答が見つかります。

一般的な解答は下の図のとおりです。

外側の点を超えて線を描くことがポイントになります。
どうしても、外側の点に沿った4角形内で描こうと考えたくなりますよね。
しかし、問題文の中にはそのような制約条件はなく、勝手に自分の中で制限を設けている方が大半です。

実は、他にもいくつか回答があります。

例えば、黒の点にはある程度の大きさ(面積)があると考えて、円の面積内で斜めに線をつなげていけば、3つの直線で9個の点を結ぶことができます。
線をずーっと伸ばせば、3本の線で一筆書きが完成します。

あるいは、この1本がものすごく太い線だと考え、9点の点を全部ぬりつぶすようにひくと、1本の直線ですべて結ぶことができる、という考え方もあると思います。
問題文の中に「線の太さについて」の制約はありませんからね・・・。

日常生活における「無意識の思考の枠」

いかがでしたでしょうか?

実は私はこの問題が解けませんでした・・・。

「概念上の点には大きさはないし、線には幅はないので、上の回答はルールを捻じ曲げている」

と意見もあるかと思います。
その一方で、このようなルールがある、という思い込みも、私たちが囚われている枠なのかもしれません。

私もそのような考えに近かったと思います。
知らず知らずのうちに発想が固定化され、柔軟な発想を妨げていたようです・・・。

ネットで検索したところ、最も過激で斬新な答えは、
真ん中の点をちぎって、隅の点に重ねたあとで4つの直線で結ぶ、というものでした。

この発想は、「紙を破らない」という暗黙のルールの枠の外から考えています。
とても自由な発想力ですね。

私達の日常の課題を解決するヒントは、自分が無意識のうちに囚われている「枠」に気がつく、と
いうことにあります。
無意識のうちに囚われている「枠」の例は次のようなものが考えられます。

  • ポジティブなことよりネタティブなことに目が行きやすいこと(ネガティブバイアス)
  • 周りの人に認めてもらいたいという欲求
  • 自分が正しいという思い込み
  • 不安や怒りなどの感情に対する行動パターン

私達は、自分の考え方や感情の枠の中でしか、普段、物事を見ることができませんから、自分の考え方や感情を観察することによって、枠の外から物事を捉えることができると思いました。

【参考・引用HP】
・https://m-ini.com/selfw-2/3/
・https://a-spcc.jp/promotion/1/blog_detail.html?key=entry&value=116

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