【難易度】★★☆☆☆
最も重要な経営戦略
経営者の仕事として最も重要な仕事の一つは「経営戦略を考えて、会社が進む方向性を明確にすること」です。
重要なことは、会社の持続的発展を見据えた時に、どのような現実が自社の前に広がっているのか(立ち阻んでいるのか)といった外部環境は的確に把握して、その環境に合った戦略を立案することです。

「滅多に起きない!?」世界的な大きい変化
近年は「滅多に起きない」と言われる大きな変化が、立て続けに発生しています。
下の図は2000年からの20年間で世界的に影響を与えた出来事です。

出典:「生き残る会社を作る守りの経営」浜口孝則著から引用
このような世界的に影響を与えるようなことが「5年に1回」の頻度で起きている状況です。
この20年間だけのこと?と感じるかもしれませんが、それ以前の20年間もこの20年間ほどではないかもしれませんが、「滅多に起きない」と言われるような大きな変化が5年に1回の頻度で起きていることがわかります。

出典:「生き残る会社を作る守りの経営」浜口孝則著から引用
このような外部環境の大きな変化により、会社の経営は大きく左右され、変化に対応できないことであっという間に倒産に至るケースがあることを理解する必要があります。
変化が常態化した不連続な社会
私たちが覚悟しておかなければならない事実として、「変化が常態化」しているということです。それも「直線的な変化」ではなくて、「非連続の変化」です。
1990年頃までは、社会の変化が直線的でした。
技術進歩により便利なものがどんどん生産され、生活の利便性も高まってきましたが、その変化は連続的であり直線的なもので、わかりやすい社会であったと言えます。
しかし近年は、社会が成熟したことや世界が豊かになってグローバル化したことで、これまでと違って不連続な変化が起きるようになりました。
情報化社会がそれに拍車をかけて変化のスピードを速くし、変化の波を大きくしています。
世界は常に変化しています。
「変化こそが常態である」と覚悟しないといけないのが、現代社会における経営者に必要な考え方です。
良い時代の方法論を引きずっている日本
変化が激しくなっている要因の一つは、間違いなく情報化社会です。
みなさんもここ数年体験しているので、ここで取り上げる必要もないほどです。
しかし、なかなか変わっていないものがあります。
それが、私たちの「考え方」です。
高度経済成長期の過程で、華々しい発展を遂げた日本の成功体験が今の日本の低迷を招いている、成功体験が日本の発展にブレーキをかけている、とも言えます。
実際、日本はいつの間にか「先進国中で最低の生産性」の国になっています。
一番の問題は「それを実感できていないこと」です。

出典:「労働生産性の国際比較2019」公益財団法人 日本生産性本部より抜粋
中小企業が持つべき基本戦略
社会は目まぐるしく変化しています。
これからもこの変化が激しくなるのは間違いないと言えます。
会社を守り、発展を続けていくためには、「変化することを前提」に経営する心構えが必須となります。
決して、悲観的になることはありません。
なぜなら、変化はチャンスでもあります。
これから起きる社会の変化を敏感にとらえ、自社の発展に繋がるチャンスであると考えて対応していく心構えが必要です。
社長はもちろん、社内全体に浸透するような取組みが重要ですね。


