“時間 対 効果”について考える

【難易度】★★☆☆☆

【この記事のPOINT】

「費用対効果」と「時間対効果」

最近、「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉を耳にするようになりました。
以前のブログ記事でも取り上げたことがありますが、本日の日経新聞にも掲載されていました。

タイパとは「タイムパフォーマンス」の略で、
「コストパフォーマンス」という言葉の頭を「時間(Time)」と入れ替えてみたものです。

三省堂が「今年の新語2022」大賞にも選定し、辞書にも取り上げられる可能性がある新語として紹介しています。

コスパのほうが「費用対効果」という意味合いなら、
タイパは「時間対効果」ということになります。

企業経営においても同様、
【外】顧客への商品・サービス提供する際、
【内】組織内の効率化を検討する際、
ともに、コスパ・タイパで考える視点が重要ではないかと最近よく考えています。

【外】顧客への商品・サービス提供する際

Z世代(年齢は大体25歳以下の若い世代)は映画を早送りして視聴するとか、
楽しくない飲み会は遠慮なく断るようになったなど、
無駄な時間の浪費を気にするようになったことから、
しばしば世代間ギャップの話題として取り上げられています。

しかしタイパのもうひとつの本質は、
「無感動なものにはお金(と時間)を使わない」ということであり
「感動消費には惜しみなく時間やお金をかける」というところだと私は考えています。

近年、若い世代向けのアニメ映画の大ヒットが相次いでいますが、
「封切り後すぐに劇場に観に行く」という行為については正規料金を支払い、
早送りもしません。Z世代でもそうです。

そこには「満足を人より早く買う」という消費行動があると高い満足にはお金をきちんと払うというのもタイパの特徴だと私は考えます。

×:いかにコストをかけずに、お客さまに消費していただくか

ではなく

〇:いかに満足いただける商品・サービスを提供するか

という考え方を常にベースにすべきであると思います。

【内】組織内の効率化を検討する際

これまた本日の日経新聞に「Microsoftも大規模な人員削減へ 数千人か」という記事がありました。

報道によれば従業員を約5%減らす計画で、数千人から1万人強が対象となる可能性があるとのこと。

景気の減速感が強まるなかで、米IT(情報通信)企業を中心に人員削減の動きが相次いでおり、最近はGAFAと呼ばれるグーグル、アマゾン、メタの他、ツイッターでも大幅な人員削減により、企業収益体制の見直しを実施しています。

過剰に採用してきた方針を、時代の流れに応じて見直しすることは必要ですが、人件費削減、コストカット、という点にだけ焦点を当てるのはどうかと思っています。

これらの経営方針に至るまでには、残った人たちがスキルを高め、効率的な企業運営ができるようにすることもセットになっているはずです。

中小企業においても、タイムパフォーマンスを高めるためにも、
従業員教育を通じたスキルアップが重要だといえます。

従業員の能力向上により、時間対効果の高い、強い組織に繋がるはず、と感じた記事でした。

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